◆お茶に関する故事、ことわざ、用語◆

茶柱
お茶を濁す
茶の子
番茶も出花
茶々を入れる
無茶
茶番
茶柱
番茶などを茶碗に注いだとき、縦に立って浮く茶葉の茎で、それを人に話さないでだっていると良いことがあるという俗説。
お茶を濁す
その場だけを適当に取り繕うこと。
茶の子
@茶を飲むときに添えて食べるお菓子、果物、漬物などで、茶菓子・茶請け・点心・口取りとも言う。また仏事などの供え物や配り物も「茶の子」と称する。
A朝飯、または農家などで朝飯の前に仕事をする際にとる簡単な食事。
B茶請けの菓子は腹にたまらないで気軽に食べられることから、容易にできること、たやすいことのたとえとして「お茶の子さいさい」などと言う。
番茶も出花
番茶も入れたては美味であることから、器量の良くない女でも娘盛りは美しいとのたとえ。
茶々を入れる
冷やかして妨害すること。
無茶
@筋道がない様
A物事の道理や常識を顧みない様
B程度を超えている様
などの意で、意味を強めるときは「無茶苦茶」と言う。
茶番
@客のために茶を建てて出す役
A茶番狂言(かつらや衣装をつけて芝居をもじった所作をする演芸の一種)の略
B馬鹿らしい底の見え透いたふるまい。
参考資料 「お茶」
       中村公一監修 永岡書店
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