◇成分と効能◇

カテキン
カフェイン
ポリサッカライド
糖尿病予防
日本では国民の約1割が糖尿病あるいはその予備軍といわれています。
そんな糖尿病対策に注目されているのが、多糖類(ポリサッカライド)による血糖降下作用です。
ポリサッカライドは高い温度の湯で抽出すると変化してしまうため、冷水でじっくり出すことが必要です。また煎茶などよりも番茶に多く含まれます。
入れ方は茶葉約25gを水700〜800ミリリットルにいれ、少し振ってから冷蔵庫に入れ、翌日茶漉しでこしたものを、何回かに分けて1日で飲みきります。
糖尿病と診断された方はかかりつけの医師と相談しながら、根気よく、長く続けることが大切です。
脳機能低下防止効果
体内に入る酸素の約20%が脳で消費されるため、活性酸素が多く作られるそうです。活性酸素は生産されすぎると生体成分の異常な酸化を引き起こし、その機能を低下させたり、細胞を死滅させたりしてしまいます。その活性酸素の発生を抑える働きを抗酸化作用といいます。抗酸化作用のあるカテキンは脂水溶性のため脳関門に阻まれることなく脳へ届き、脳の老化を防ぐ効果があるそうです。
TVで放送されたカテキンをより有効にとる方法は・・・
カテキンは高い温度の湯に溶けやすいので100度の湯で3分待って入れる。
(かなり渋いです。)そしてこまめに、できれば2時間おきに飲むことで血中へのカテキンの吸収率もアップするそうです。
さらにさらに、お茶として飲むだけではなく、ミルで粉末にしてとることで茶葉のカテキンを100%摂取できます。
抗酸化作用
健康状態を知るバロメーターのひとつにコレステロールがあります。
3種類あるコレステロールのうち、悪玉コレステロールが増加すると動脈硬化などの病気を引き起こします。
カテキンはコレステロール低下に有効なのです。
抗ウィルス作用
ウィルスの増殖を制御する作用があります。
カテキンは、ウィルスを不活性化する力を持つことが証明されています。
有名な話ですが、おすし屋さんの食後の「あがり」もカテキンの殺菌作用、解毒作用によってできる限り生ものにあたらないようにとの計らいなのです。
また、外出からっもどったらお茶でうがいをすると、インフルエンザなどの予防にもなります。
虫歯予防、口臭予防にカテキン
お茶に含まれるカテキンには抗菌作用があります。
他にも口の中のべたつき感を洗い流してくれるサポニンや、歯磨き粉に含まれるフッ素もお茶には含まれています。
食後にお茶を飲むことで口の中に残っている食べ物のかすを流し、口臭も抑えられます。
カフェインで気分スッキリ
生活していくうえでストレスと無縁ではなかなか過ごせません。
イライラ、無気力、体がだるいといったときはゆっくりとお茶を飲んでみましょう。
お茶に含まれるカフェインが中枢神経系に働きかけ、気分をスッキリさせてくれます。
カテキンの整腸作用
便秘はおなかが張るだけではなく、肌荒れの原因にもなります。
カテキンには収れん作用とぜん動運動を活発にする働きがあります。この二つの働きによって大腸が正常な機能を果たすようになります。忙しい朝でも一杯のお茶を飲むことで自然に緩和されます。

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